2013年03月17日

しげ脳vol.207「自らに問う、何を学んだか〜東日本大震災から2年〜」

たくさんの方が、さまざまなことを感じ考えたであろう
3月11日、東日本大震災から2年目の日。

安里会長が自らに問いかけている思いを伺いました。

しげ脳vol.207
「自らに問う、何を学んだか
〜東日本大震災から2年〜」




今年も3月11日で東日本大震災から
丸2年たったわけですが
災害でお亡くなりになられた方には
心から哀悼の誠を捧げたいのと
今も復興に向けて努力されてる方には
心からの激励というか…敬意を表したいと思います。

編集)会長は被災地を訪れたりご友人も多いかと思いますが、1年目とはまた違ったことを感じていますか?

あの震災から何を学んだかって自分に問うた時に
やっぱり忘れてしまったまま日々が流れてたり
3月が近づくにつれてあれから1年経ったね、
2年経ったね、って思い返す自分が嫌で。
震災から何を学んだかを自分自身、国民が
それぞれ問わなきゃいけないと思っています。

編集)早くも風化している印象がありますね。もう他人事というか…。

そうだね。あと、感じるのは最近では
沖縄と福島ってある意味似てると論じらてますね。
それは何かって言うと国の安定成長のために
地方が犠牲になってるという点。
東京に電気を送るためになぜ福島が
こんな苦しい思いをしなきゃいけないかって。

でも2年しか経ってないのに
原発が必要だってキャンペーンが貼られてて…
なんかすっきりしないね。


じゃあ果たして政治がどこまでカバーできてるかって言うと
まだ未知数なわけでしょ。
福島第一の廃炉まで40年かかると言われてるわけですよ。
その間福島の方はどうすればいいのか。
避難を余儀なくされてる方に
40年後そこに町をつくれっていうのはあまりに無責任だし。
でもリスクを背負ってないところに住んでる方から
原発は必要なんだ、原発がなかったらどうするんだ、
じゃあ電気を使うなよっていう極端な声があがったりね。
この国は本当にこの選択でいいのかな、って思うんだ。


沖縄の基地問題に関してもそうだよね。
戦後の歴史において沖縄に負担を押しつけておけばいいと。
沖縄は基地で飯食ってきただろ、
基地がなかったら困るだろって言う方もいますが
なんかすさんでる気がするんだよ。
僕は差別と捉えたくないので区別と言ってますが、
そういうふうに区別して負担をどこかに追いやれば
それ以外の方の日常は回るんだっていう考えは
僕は間違ってると思うんだよね。

世の中には光と影があってさ、
陰に精一杯向き合うのが
光を選択した側の最低限のマナーだと思うし
社会のルールだと思うんだよね。


でも今は違う気がして。
陰の部分に蓋をして目を向けない。

福島の原発と沖縄の基地問題、
その両方に共通するのは
僕ら日本人ひとりひとりが
どう自分の現実であると
相対的に受け止めてるか。
それがあって今の現実があるんだ
という認識を持てるかが
大事なポイントになってくると思うんです。



編集)原発にしろ基地にしろ暮らす場所や関わり方によって意見はかなり変わってくると思いますが、とにかく関心を持つことが大事だと感じますね。

真実っていっぱいあるんですよ。
その人がどう受け止めるかが違うだけで、
たくさんの真実があるわけです。
被災地に防波堤ひとつ作るにしても
海が見えなくなるから作らない方がいいとか、
津波から守るために作るべきだとか
いろんな意見があって
そこに暮らす方々はいろんな葛藤を続けてると思うんだよね。
その認識の上で国としての判断、地域としての判断が求められるし
いち有権者として政治を選択していく上での判断が求められる。
でも今、そのひとつひとつを決めないままに
事が動いてる気がするんですよね。
本当に決めてるか?
決めるにしても、なぜ?って。
そのひとつひとつに自分の考えを
照らしあわせる時期が来てるんじゃないかな。

原発問題にしても基地移設にしても
辺野古移設にしても
私はこう思うって言うだけじゃなくて、
なぜならばこうだから、
ついてはこうするべきだ
というところまで揃ってはじめて
コミット(関わる)だと思うんだ。


私はなんとなくこう思う、じゃなくて
どうしなければいけないかってところまで
見えて初めて行動にうつせるわけですから、
僕らはこの3つの柱を自分の中に
持ちあわせていく必要があると思います。

編集)どれだけ多くの人がそこまで考えられるか、ですよね。

でも考えなければ僕ら有権者として無責任だよね。
だって日米安保体制が見直された時ってさ、
かなり学生が動いたんだよ。
でも、日米安保体制が現在の日米同盟に至る変わり目で、
国民はほとんど声をあげてないんだよね。
この違いって、日米安保体制は
そもそも国連と足並み揃えるのが前提だったのが
同盟っていうのは我が国とアメリカとの同盟なんです。
それもアメリカの東アジアにおける戦略的な軍事同盟なんです。
だからまったくバージョンが違うんですよ。
でもそんな大きな変化があるにも関わらず
異論を唱える大きな声もなく
それが変わった事実ですら
どれだけの国民が認識してるかが分からない。
 
編集)私はまったく認識してないです!

だから今、沖縄の基地移設先のことばかり
クローズアップされてますが
九州も含めて有事の際には民間空港が
軍事利用可ということになっています。
でも国民はそこに関心を持たないじゃないですか。
ましてや自分の地元の民間空港が有事の時には
軍事利用されるということは
離発着の訓練も行われるわけですが
そこまで認識してる自治体が
どれだけあるかはクエッションだよね。

編集)えっ、国民レベルではみんな認識してないと思うんですが、自治体レベルでも把握してないんですか?

だって基地問題を議論する自治体ってさ、
沖縄以外にそうそうないぞ。

編集)じゃあ決まってからみんな蓋あけてびっくりすると?

いや、もう決まってるんだよ。
にも関わらずそこに焦点が当たらない。

編集)なんですかね、これは…。

なんだろうな〜。
寝た子を起こさない政策なのか…。
僕には意図は分かりませんが僕らの意識が
そこに当たらない限り変化は起こらないし

現状を肯定する、否定する、
どっちでもいいんだよ、
ちゃんと自分の意識を持って
世の中に関わりを持っていくのが大事ですね。


だから僕ももっともっと
声をあげる環境に身を置きたいなと思ってるし
見て見ぬふりをする、
気づいてて発言しない自分の愚かさに
戒めをもって2年目の3.11を向かえさせてもらいました。
あっという間の2年でしたが
戦後から遡っての今日、震災から遡っての今日。
それを常に僕らは生涯背負っていくわけですから
そこからこの国変わったよねって言われるような
賢い選択をしていける民族でありたいと思います。

編集)誇り高い国でありたいですね。


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]




posted by 安里繁信 at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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