2013年03月03日

しげ脳vol.205「人材育成の船旅〜与那国島、初上陸なるか!?〜」

石垣島と台湾のほぼ中央に位置する与那国島。
波が荒い外海の中の島で、昔は「渡難(どなん)」といわれるほど上陸が難しい島でした。

2月のある日、安里会長は日本丸に乗り込んで
初めての与那国島を目指しましたが…。


しげ脳vol.205
「人材育成の船旅〜与那国島、初上陸なるか!?〜」


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今週末、与那国へ行ってきます。(※2月21日〜)
日本丸という船が観光業界に関わる
若手の方の研修船になってるんですよ。
2泊3日でジャンボツアーズの谷村代表が
講義をしたりみんなで交流したり。
それで与那国まで行って現状を見て、与那国の未来を考えてきます。

編集)与那国といえば…馬ですね。

そう、与那国馬とね、「どなん」。

編集)ああ〜!60度の泡盛ですね!日本のお酒でもっともアルコール度数が高いという…味見してくるんですか?

しません(笑)

編集)そうですか(笑)

ちなみに「どなん」っていうのは与那国島の別名で
渡るのが難しいから「渡難」って名付けられたんだよね。

編集)へぇ〜!今も波が高かったり風が強いと上陸できないそうですね。

そう!まさに僕も今回が三度目の正直。
実はこれまで2回行く予定があったんですが、
どっちも島に上陸できなかったんですよ。
1回目は台風で行けなくて、
2回目はちょうど一年前の海開きでしたが
飛行機が乱気流で降りられなくて
降りずに引き返してきたんです。

編集)うわ〜今回こそは上陸できるといいですね!それにしても与那国って何があるんですか?沖縄好きの旅行者にきいても「与那国は何もない」って聞きます。

何もないんじゃなくて、何もいらないんだよ。
僕はね、そこに行って、空気を吸って自然にふれて
星空を眺めて、さぁ明日もがんばろうって思えるのが
本当の魅力だと思うんだよね。

だから何もないことを
恥じる必要はないと思うし
与那国にしかないものは
「与那国」だと思うんだよね。


それを自分の目で見てきたいと思います。
あとはトローリングがかなり盛んだっていうんで
漁師さんの話聞いたりしたいね。


sige205-2.jpg



編集)観光業の若者とのふれあいも楽しみですね。

そうだね。観光業って仕事の定着率が悪いんですよ。
大半が3年以内に辞めちゃったり。
それは待遇の悪さだったり、
土日も働かなきゃいけなかったり、
いくつか要因はあると思いますが
観光っていい商売だよ、みんなでこういう風に
していこうよ、っていう話ができれば
離職に歯止めをかけるきっかけになるかもしれないしね。

編集)でもお給料や労働条件は改善が難しいですね。各ホテルの努力に任せるしかないような…。

そうなんです。
給料を上げるには当たり前の話ですが
利益率をあげなきゃいけないけど、それも難しい。
設備投資もお金かかるし減価償却しなきゃいけないし
固定資産税もかかるし、でも客単価は減っていってるし。

編集)でも感動を与えられるいい仕事ですよね〜。

本当、そうだと思いますよ。
あとは流通の組み替えをするとか
客単価をあげるための経営努力とか
できることはあるでしょうけど…大変っすよ。

編集)チップ制を取り入れるとか、仕組みをがらっと変えないと現状変わらないかもしれませんね。

結局仕組みなんですよね、どこで課金するか。
海外でいうとシンガポールだとホワイトカラーと
ブルーカラーがきっちり分けられていて賃金の差もある。
その階級を超えることはできない。
今後、日本も賃金の低い外国人労働者が入ってくるはずですから
それも課題にあがってくると思います。

例えば雇用を創出したからと言って外国人や
県外からも働きにくる方がいますから、
彼らは手ぶらで帰れないから必死で働く。
それでまた沖縄県民の雇用との差ができる。
雇用を生み出したからといって
県民の就職率が改善するもんじゃないんです。
定年も引き上げられるしね。
この産業支援センターもおばあちゃんたちが
一生懸命トイレ掃除してくれてるのね。
でも10年経ったときに、どんな方が
この手の仕事をしてるんだろう、って想像すると
それはもしかしたら外国人労働者かもしれない。
日本の今の世代の方は
仕事はある、でもそんな仕事はしたくないって言う。
その前提として国が保護してくれるっていう考えがあるんですよね。

編集)考えが甘いというか…

甘いっていうか…なんだろう、
なんか違う気がするんだよね。
働くって生きるために働くわけじゃないですか。
例えばさ、昔は自分が保護世帯だって
恥ずかしくて言えなかったんですよ。
でも今は堂々と言うでしょう。変だよね。

編集)生活保護を受けてるのに飲み歩いてる方の話を聞いたことがあります。なんだか変ですよね。

それを恥ずかしいと思わなくなっちゃったんだよね。
日本人として大事な部分だと思うんだけど。
例えば100万円稼いでる人と10万円稼いでる人が
同じ額の昼飯食ってたりするんだよ。
昔はそんなことなかったんだよね。
10万円の方はそれでも「お金がない」って言う。
だったらそこを削ればいいはずなんですが
今の方はそれは平等であるべきと思ってる。
今後、そういうことがいろんな社会の歪みとして出てくる気がします。
働くってことは生きることなんですよ。
僕なら仮に失業した場合、
日雇いの仕事っていっぱいありますから、
それで最低でも1日5〜6千円稼げるわけだ。
どうにかお金を工面しないと家族を食わせられないから
まずそれを絶対やると思うんだ。
だから、そこまでして働きたくないっていう感覚が分からない。

編集)生きることに対するがむしゃらさが失われつつある気がしますね。

うん。

怠け者が報われる社会って
絶対来ないと思うし
努力すれば必ず花開くって
子ども達に言っていきたいし。


遅かれはやかれこの国の人口は減っていきますが
海外からどんどん働きたい意欲のある人達が
入ってくる時代が来る気がする。
じゃあ果たしてその時に
日本人は「仕事がない」って言えるのか。
国も体力ないしさ。
自分で生きる、自分で家族を養う、
そんな気持ちを持っててほしいね。
そんな気持ちを若い方に伝えながら
初めての与那国島へ行ってきます!
今回は三度目の正直!無事に降りられますように!

編集)期待しております!!いってらっしゃいませ。

*と言いつつ、今回も与那国島に上陸できずじまい!
船から上陸しようと試みるも、波が荒く叶わなかったとのこと。。
四度目の正直に期待です!


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 13:04| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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