2013年02月23日

しげ脳vol.204「ガンガラーの谷の物語〜JTB交流文化賞受賞をうけて〜」

沖縄の南部、南城市にある「ガンガラーの谷」。
鍾乳洞が崩壊してできた谷間に広がる豊かな森で、
ガイドツアーや洞窟内のケイブカフェが楽しめる
人気の観光スポットとなっています。

そのガンガラーの谷が先日、「第8回 JTB交流文化賞」を受賞!
これは株式会社ジェイティービー主催で
人や文化との交流による地域活性化の事例を表彰するもので、
沖縄からの受賞はこれが初めてです。
今回は吉報を受け、ガンガラーの谷を管理・運営する
(株)南都の大城副社長を迎えてエピソードをうかがいました。
読むと行きたくなること間違いなし!



しげ脳vol.204
「ガンガラーの谷の物語
〜JTB交流文化賞受賞をうけて〜」




sige204.jpg



安里会長)
今日はね、南城市にある「ガンガラーの谷」が
第8回JTB交流文化賞を受賞したということで
スペシャルゲストをお呼びしました!どうぞー!

大城副社長)
こんにちは〜株式会社 南都の大城宗直と申します。
しげ脳に呼んでいただけるなんて光栄ですね。

(一同拍手)

安里会長)
場所もね、ガンガラーの谷の入口前にある
気持ちのいいパラソルの下からお届けしますよ〜。


sige204-2.JPG


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ガンガラーの谷HPはこちら▼
http://www.gangala.com/

JTB交流文化賞についてはこちら▼
http://www.jtb.co.jp/koryubunka/koryubunkasho/

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編集)初めての出張しげ脳ですね!お二人は長い付き合いなんですか?

安里会長)
僕らの関係は話せば長くなるんですが…
まぁ一言でいうと友達です(笑)
かれこれもう18年?19年?そのぐらい長いですね。

編集)19年前というとお二人ともピチピチの二十代ですね〜!

安里会長)
ピッチピチだよ−!
当時の彼の印象は僕より6才若いんですが
無駄に落ち着きすぎてる青年だな〜と(笑)

大城副社長)
ははは(笑)
落ち着きだけが取り得です。

安里会長)
もともとのきっかけは彼のお父様である
鞄都の社長である大城宗憲さんのご紹介でね。
以前、しげ脳でもご紹介したんですが僕の尊敬する方です。
その方から小渕優子後援会を
君らの世代で預かるようにと言われて
その時に彼を紹介されて、それからの付き合いですが
僕がこの職について同じ観光というテーマに取り組むことになって
こんな素晴らしい施設を
守ってくれてることを誇らしく思いますね。

編集)そのガンガラーの谷が今回、沖縄で初めて「JTB交流文化賞」に選ばれたということで、おめでとうございます!

一同)拍手

安里会長)
日本一が沖縄から出たんです。
JTBはご存じの通り世界最大級の旅行エージェントで
旅行のプロが選ぶ賞ですから。誇らしいですよね。
神秘的で素晴らしい空間ですが、どうして公開しようと思ったか、
そのエピソードを聞かせてください。

大城副社長)
もともとここの向かいにある「おきなわワールド」が
玉泉洞という名前で、沖縄で初めての
有料観光施設として40年前にスタートしたんですね。
この場所も当時は自然公園として公開してたんですが
公園内の川が畜産農家からの
汚水垂れ流しで汚染されてしまって。
人にお見せできない状態になってしまったので閉鎖したんですね。
それから30年ほどの月日が流れたんですが、
やっぱりこの場所をお客さまに見せたいという想いがあって。
それで考えたのが「ガイディング」という手法です。
ガイドをつけたツアーをすることで、河川の問題など
良いことも悪いことも伝えながら見せることにして
2008年に再オープンしました。

編集)ガイディングという手法は面白いですね。私も約1時間半のツアーを体験してきましたが、ただ見るだけじゃなくて谷の成り立ち、歴史、発掘された遺跡も知ることができて、かなり楽しめました!

大城副社長)
ガンガラーの谷という名前も
実は地元に伝わる話をもとにしています。
これはツアーで理由をお伝えしているので
ここでは話せませんが
勝手につけたわけではありません(笑)

編集)もともとあるものを壊さずに、いろいろと見てもらう工夫をされてるんですね。

安里会長)
そうなんだよ。

上物を作ることは
いくらでもできますが、
ここは本物なんだよね。


岩手にも一本桜っていう木があって、今では観光名所なんだけど
もともとは道がつづいてる場所でもなくて
桜の木が一本生えてるだけだったのね。
この桜が誰に見られるわけでもないのに
長い間ずっときれいに咲き続けてて。
それが口コミで広まって、すごく辺鄙な場所なんだけど
今では多くの方が訪れる場所になってるんだよね。

観光ってさ、見てもらいたいから
作ったものじゃなくて、
そこにあるものがどれだけ大きな
感動や勇気や可能性を感じさせてくれるか、
根っこに長い長いストーリーが
あるものだと思うんだよ。


観光を担うものとして
それを開花させるのが大事だと思うし
また守り抜くのも大事だし。
これからガンガラーの谷は受賞したことで
さらに多くの方が来るでしょうから、
この素晴らしい場所をどう伝えていくか楽しみですよね。

編集)それにしても2008年にオープンしてこんな短期間で受賞するなんてすごいですね。

大城副社長)
そうですね、オープンが2008年8月8日で
この賞もちょうど8年目なので縁を感じますね。
はじめは「観光が交流に変わる」っていう趣旨も
意味がよく分からなかったんですが、
だんだん分かるようになってきて。
この賞に刺激を受けて僕らの目指す方向を
探りながらやってきたので
受賞することで自分たちのやってきたことが
正しいんだという一つの判断になりました。

安里会長)
あとね、この谷で毎年アコーディオニストの
cobaさんのコンサートもしててね。
これが…すごくセクシー(笑)

編集)この洞窟の雰囲気で演奏されたら惚れちゃいますね〜(笑)

安里会長)
雰囲気もいいし鍾乳洞の中に
アコーディオンが響いて気持ちいいんですよ〜。
ここでコンサートやろうなんて思いつかないし
斬新な企画をしてることが会社の勢いを感じるね。
普段訪れない方もコンサートを通して
この場所に触れる機会ができるわけでしょう。
いろんな知恵をしぼってこの谷を
盛り上げようっていう社員さんの思いや
経営者の情熱はね、僕らも勉強になります。

編集)みなさんがこの場所を愛してることが伝わってきますね。ちなみに世界的なミュージシャンであるcobaさんがよく来てくださいましたね!どう口説いたんですか?

大城副社長)
実はすごい偶然が重なって。
たまたまテレビを見ていたらcobaさんが沖縄を紹介していて
そこで「洞窟で演奏してみたい」とおっしゃっていたんです。

沖縄好き、文化好き、
洞窟で演奏したい。
そうなるとこれは
うちしかない!と(笑)


体に電気が走りましたね〜。
すぐ社員に話してメールさせたんですが
もちろんそれだけで来てくれるはずもなくて。
でも半年後に沖縄を題材にした映画の音楽を担当されてて
来沖してたんですね。その時に30分だけ時間がある、と。
それで来ていただいたら、もう1時間半もいてくださって。
自然と文化に共感をいただき、
手を叩いて音を確認しながら是非ここでライブをやりたいと。

編集)ああ〜ここに惚れちゃったんですね!

大城副社長)
やはりこだわりのある方なので
ここでしかできないことをやりたいと
ゲストを連れてきていただいたりして
嬉しいことに今年も11月2日に第5回目が決まっています。

編集)1回で終わらず5回も開催するとは、そうとう気に入ってくださったんですね!

大城副社長)
本人もやるとは思ってなかったそうです(笑)

安里会長)
人の巡り合わせってすごいよね。

大城副社長)
本当にいろんな巡り合わせがあって、いい形になっています。
ここでは港川原人に関する発掘調査が行われていて、
実際に1万2千年前の化石や石器が発掘されていますが
ここがオープンしていなければ遺跡の発掘調査も
スムーズにいかなかったと思いますし。
発掘調査って普通は立ち入り禁止ですから
現場が見られるのも全国で他にないと
県立博物館の方も喜んでくれてます。

sige204-1.JPG

カフェ内で発掘が行われている。


編集)洞窟でコーヒーを飲みながら発掘現場を眺めるって、すごく贅沢ですよね(笑)さらにここは地元の人が拝みにくる拝所でもあるようですね。

大城副社長)
そうですね、男神と女神があって、
ここに来てお子さんを授かったという
嬉しい声もいただきましたよ。

編集)なんだかいい空気が流れてますもんね。

大城副社長)
その空気をあやかろうということでね
ここでウエディングをする方もいるんですよ。
cobaさんのライブもぜひ遊びにきてください。
今年のゲストはまだ言えませんが、お楽しみに。

編集)ツアーもすごく面白かったので、いろんな方に経験してほしいです。これから注目されると思いますが、どんな取り組みをしていく予定ですか。

大城副社長)
いろんなツアーの在り方があると思うんです。
昆虫が好きな方向けのツアーが組めるし
コウモリもいっぱいいるんですよ!
やりたいことはいろいろあるんですが、
まだ追いついてないですね。

安里会長)
では本日は大城副社長をお招きして
ガンガラーの谷からお送りしました。
この受賞の喜びをみなで共有して
ご活躍を多いに期待したいと思います。ありがとうございました!

一同拍手)

[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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