2012年09月28日

しげ脳vol.184「業界の地位向上やいかに〜ocy会長に期待!〜」

しげ脳担当として安里会長の取材をさせて頂いてる編集員。

僭越ながらとある団体の会長に就任したため
その運営方法について会長のプロ・安里会長に相談させて頂きました。
大小にかかわらず参考にできるアドバイスを頂いたので
なにかしらの会長をされてる方、必見です!



ocy.jpg

編集員が会長を務める団体ocy。安里会長とは関係ありませんが…しげ脳vol.184
「業界の地位向上やいかに〜ocy会長に期待!〜」



編集)会長、今日は教えてほしいことがあるんですが…。わたくし半年ほど前にオキナワ・クリエイターズ・ユイ(*)という広告クリエイターズクラブの会長になりまして。

*オキナワ・クリエイターズ・ユイ(Okinawa Creators Yui)
2007年に沖縄のクリエイター同士の交流と沖縄のクリエイティブワークの向上を目的と結成。
ブログ:http://ocy.ti-da.net/



なんだ、会長になったのか!
偉そうだな〜(笑)

編集)はい、名ばかり会長です(笑)沖縄の広告クリエイター同士の横のつながりを作ることやクリエイターの地位向上を目指して活動してる団体なんですが、組織運営って難しいですね〜。そこを会長にうかがいたくて。

じゃあ今回はオキナワ・クリエイターズ・ユイの
会長に就任された朝子さん(編集員)を迎えてスペシャルトーク!

編集)はい、お願いします!

えーとね、まず業界の地位向上は
結論から申しますと、

できません!

編集)ええ〜っ(笑)

僕自身、今までいろんな業界団体に関わりながら
その分野から一歩ひいて活動してたんです。
業界の方の集まりにはそんなに参加しなかったりね。
なぜかって言うと

「みんなで歩こう」って言うと
誰もやらない。
みんなで一歩づつっていうほど
生産性がないものはないんだよ。


だから協調するところは協調しつつも
我が道を淡々と進んでいくっていうのが
僕のこれまでの人生だったんですね。
沖縄でなぜ人がなかなか育たないかって
僕なりの経験の中から感じてきたことは
例えば沖縄で評価を受ける人って、
東京で評価された人だったりする。
日本でもそうで、国内で評価されやすいのは
アメリカやヨーロッパ、海外で評価された人。
北野武さんの映画もそうだしオリンピックもそう。
世界一になると評価されてすごいじゃん、ってなるけど
それまで見てくれる人は少なかったりする。

つまり自分に
都合がいいか悪いかっていう
ものさしは持ってても
この人が本当に評価に値するか
どうかっていうものさしは
持ち合わせてないような気がするんだ。


だから業界の中でもこんな人材を
我々の中から作っていこう、とか
この人をみんなで支えて成長させていこう、ではなくて
ちょっと突出すると足の引っ張り合いが始まるんだよ。
なんであいつだけ、とか、
あいつは汚いことやってるんじゃないか、とか
みんなでネガティブな空気を作っちゃう。
それで可もなく不可もなくやってる人にとって
居心地のいい空間になっちゃうんだよね。
そこから新しい展開しようとすると足を引っ張ってくる。
これが沖縄の悲しい現実の一面なんです。

編集)へえ…なんなんですかね、その県民性。

いや、これは県民性っていうより
島国文化というか…。
それがこれまで人材を作ってこれなかった
大きな要因じゃないかなぁ。

編集)でも一度東京で評価されると急にみんな評価し始めると。

そうそう。
しまいにゃ「俺が育てた」とか言い出して(笑)
だから朝子たちがクリエイターの地位向上を図ろうって
みんなで取り組むのも大事なんですね、
決して無駄ではない。
ただ、その中で例えば同じ学ぶ機会を得た中で
10歩成長する人と
1歩しか成長できない人、様々いるんだな。
その受け止め方とか成長度合い、吸収力とか
それぞれの歩幅で伸びてく人間を伸ばしていく、
もちろん1歩伸びた方もその評価をしてあげる。
そういうことから初めていかないと
絶対どこかでぎくしゃくしてくるよ。
その中で誰かが抜きんでて社会から評価されていくと
なんであいつだけ、とか、この組織を利用して、とか、
そんな意見が出てくるからね。

編集)なるほど…。

なのでそこを最大リスクの一つとして捉えながら
志があるならばそこに向かって
着実に自分の歩幅でね、
歩いていけるようにするといいんじゃないかな。

編集)貴重なアドバイスありがとうございます!あと、運営自体も難しいと感じてまして。

特にこういう非営利団体は
ボランティアでやってくことの難しさってあるんですよ。
ロマンはあってもそろばんは追いつかないってこともあるし、
じゃあ金儲けの道具にしていいかっていうとそうでもない。
それぞれのメンバーに最大限配慮しながらも
まとめていかなきゃいけない難しさってあるよな。

編集)そうなんです。運営資金もないんですが、運営メンバーも足りなくて。会長は広告代理店の社長をされてたこともあるのでよくご存じかと思うんですが、クリエイターって自己中心的じゃないですか(笑)

反社会的な方が多いよな(笑)

編集)はい(笑)しかもみなさん激務の中で運営に関わってくれているので動ける方が少ないんですね。

それは団体に魅力があれば動く人間が増えますよ。

編集)その魅力ってどう出したらいいですか…??

そこがリーダーである朝子会長の
知恵の出しどころじゃないですか(笑)

編集)あ、プレッシャーです(笑)

うそつけ〜(笑)
ただね、クリエイティブの仕事って
ものすごい幅が広いじゃないですか。
オペレーターをしててもクリエイターだし
イノベートしていくクリエイターもいるわけです。
それの中にも平面とか立体とか、あるいは構造とか
いろんなクリエイティブがある中で
価値観の共有ってものすごく難しい。
じゃあオペレーターがだめかっていうとそんなことはなくて
もちろんどちらにも必要なクリエイティブがあるんだけど。

それに沖縄ってもともと
知恵には金を出さない
文化がありますから。


編集)そこをどうにか変えていきたいんですよね。

変えるにはやっぱり生産性を
求めていかなきゃいけないわけでしょ。
売れるもの、商品につながるものを生み出してかなきゃ。
クリエイティブって一言で言っても難しいからね。
そこでひとつ大事にしてほしいのが

僕が観光の仕事に関わってて
残念に思うのが
観光の人たち同士で
集まることが多いんだよね。
でも観光しに来るお客さまは
観光業界に関係ない人達。
その視点が欠落してる気がするんだよね。


観光の世界を分かってないな〜とか。
うちの業界はああでこうで、とかさ、
クリエイティブの世界もそうでしょう。
クリエイティブってこうだよね、みたいな。
こだわりは大事なんだけども、もっと大局観を育むためには
そのクリエイティブの集合の中にクリエイティブに関わってない方、
関わってないけど関心のある方も迎え入れていく素地がなければ
発展しないんじゃないかなぁ。

編集)そういう点では私は本業が広告屋じゃなくチキン屋なのでちょうどいいかなと(笑)

そうだな、ミディアムレアでいいな(笑)

編集)いい焼き加減で(笑)業界にどっぷり浸かりすぎずに外から見られる面もあるのでいいかなと感じています。

その視点は朝子の良さとして発揮していけばいいし
業界じゃない方々をもっともっと
巻き込んでいったらいいんじゃないかな。
広告で業界現象を作ろうとしてるわけじゃないでしょう。
社会現象を作っていかなきゃいけないわけですから、
社会での渦をどう大きくしていくかと考えると
多様な主体を巻き込んでいくってことが大事なんで
それをキーワードに運営していくと
みんな刺激がもらえるんじゃないかな。
大事なのは会員にどう意外性を与えていけるか。
前の会長さんと違う、
朝子が組織運営をしていくわけですから
朝子しか持っていないネットワークを使って
東京のクリエイターの方と対話する時間を作る、
それだけでも刺激を与えられるだろうし。
朝子のネットワークでいうと
経営者の方と食事する会を持つと
集まり方も違ってくると思うんです。
あとは僕を呼ぶとかさ。

編集)えっ、安里会長お呼びしていいんですか!?

いいよ〜!
朝子の下請けですから、僕(笑)

編集)いやいや、上請けです!!!!今やクリエイターは経営や社会情勢も知らなきゃいけないですからね。

そういう業界外で
ある程度発言力、影響力を持ってる方に
みなさんの存在を知ってもらうことも
活動の広がりにつながるからな。
なので是非、オキナワ・クリエイターズ・ユイの
ますますの発展に心から期待をするのと同時に
会長が朝子でなければならない理由にこだわって頂きたいと思います。

編集)小さいだけじゃないぞと。

そう!やればできる子だって(笑)
がんばってください、会長!


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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