2012年08月16日

しげ脳vol.178「濁った川になれ〜大城宗憲さんの教え〜」

「何事においても、そこにいる人の存在が大事」

そう常々おっしゃる安里会長。
そこにはやはり
出会ってきた「師匠」たちの存在が。


前回に続き、今回も
安里会長が影響を受けたという人物をご紹介!しげ脳vol.178
「濁った川になれ〜大城宗憲さんの教え〜」




前回のジャンボさんに続いてね
僕の尊敬する大城宗憲さんを紹介します。
株式会社 南都の代表取締役社長を務められる方ですが
この人もね、すごい方なんですよね〜。

(参考)(株)南都 http://ja.wikipedia.org/wiki/南都_(沖縄県の企業)

70才を過ぎてらっしゃると思うんですが、
すごく元気で。男の中の男っていう感じ。
ものすごく凛としてるし
こんな男ってなかなかいなって思えるぐらい
味わいのある方なんですよね。

編集)ぜひお会いしてみたいです!クールなタイプですか、それとも情熱的ですか?

クールな感じだね。
大城宗憲さんはもともと南部の玉泉洞を
沖縄で初めて有料観光施設にされた方でね。
大きな鍾乳洞を観光の資源化したいと
一所懸命手を加えて大事に管理してこられた方なんですよ。
今はやんばるに金剛石林山があるでしょう、
神様からのプレゼントみたいな素晴らしい場所なんだけど
そこをできるだけ多くの方に見て頂きたい
観光地として盛り上げていきたいと取り組んでおられるし
まぁ〜この事業のテンポの速さというか、
そこに至るまでのバイタリティは
たくさんの方に語り継がれてることなんで
みなさんご存じかと思うんですけども。

編集)お付き合いは長いんですか?

僕は2000年かな、元内閣総理大臣の
小渕恵三さんが亡くなられたのをきっかけに
ご紹介を受けたんですよ。
それまでも面識はあったんですが
ちゃんとお話したことはなくて。
宗憲さんが突然訪ねてこられて
「小渕優子さんの沖縄後援会を作ってほしい」
という要請を受けたんですよ。
宗憲さんがそういうことをおっしゃる理由はすごくシンプル。
小渕恵三さんは早稲田の学生時代から
沖縄によくいらしていて復帰運動にも関わっていて
政治信念の中にきっちり沖縄問題を据えて
最後まで取り組んでくれた沖縄の恩人なんです、
我々はその小渕恵三さんの志と一緒に生きてきたんです、と。
ついてはその恩人の後継として娘さんが
政治の世界に立つのであれば
僕らの役目も次の世代に引き継ぎたい、
そこで沖縄を見渡したところあなたが適任かと思うので
どうか引き取ってくれんかということだったんですね。

それでいろいろな方に相談して
沖縄の恩人の娘さんであるならば
保守だ革新だとか、何党支持とかいう枠組みを超えて
応援する責任があるだろう、ということで
お引き受けさせていただいたんですよ。(※)
(※現在、沖縄後援会は後任に引き継いでいます)
大城宗憲さんのそのつなぎ方といい、
話しの持っていき方といい、
理路整然とされてる中でも
哲学をきっちり織り込んでいくご手腕。
あれは見事だったね〜。

編集)すごい方なんですね。会長はどんな影響を受けたんですか?

ある日ね、そば食べようって
電話をいただいて出かけたんですよ。
今から10年ぐらい前かな。
宗憲さんが「安里くんよ」と言うわけですよ。
威厳があるからね、僕も神妙な面持ちで聞くわけです。
君は透き通るように青い沖縄の海が好きか、
君を見てると沖縄の海のようにすがすがしい、と。

編集)わ〜嬉しいですね!

しかしな、と続くわけです(笑)
「男は透き通った海じゃいかん!」
っておっしゃるんですよ。

男は濁った川になれ、と。

濁った川は底の深さも悟られないし
中に何が泳いでるかも相手は分からない。
濁ってるが故にみんな
そこに飛び込もうとしないんだ、と。
ただ分かってる事実は、
もともと透き通ったきれいな水が
川上からまっすぐゆっくりと
大きな海に向かっているということだけ。
その過程にいろんなことがあって
でも慌てるこなく動じることなく
ただひたむきに大きな海に進んでるんだよ。
これが男の人生じゃないかな…
っておっしゃるわけですよ。

編集)かっこいいですね〜!!

しびれたねぇ。
なるほど、僕も濁った川になる!
そう思ってがんばってたらさ、
何考えてるか分からんって言われるようになって(笑)

編集)濁りすぎたわけですね〜(笑)このお話はいつ頃聞いたものですか?

まだ30代の頃ですよ。
それを聞いてからはなんでもかんでも
ぺちゃくちゃしゃべるんじゃなくて
本音や戦略は多くは語らないでおこうとか
そういう奥行きみたいなものにこだわるようになった。

編集)出会うべくして出会ったのですね。

そうだね、
ものすごい影響を受けましたね。
だけど嫁からは「何考えてるか分からん」と(笑)
今じゃ自分も何者か分からなくなってたりしてね
まいっか、進んでるから、みたいな(笑)

編集)まっすぐ海に進む、それだけが事実なんですよね(笑)

本当にいろんな教えを頂いたよね。
「ロマンじゃ飯は食えない」ってよく言いますが
宗憲さんは食ってるんですよ!
男・大城宗憲さんで生きてるんですよね。
だから大ファンの方が多い。

編集)男性からもてそうですね〜!

女性からももてるんですよ!

編集)どうやって生きるとそんな大人になれるんでしょうか!?

復帰運動に取り組んでらっしゃった
末次一郎先生のことを心から慕っておられましたね。
若い頃から国家を憂いていろんな活動をされてきたようです。
末次一郎先生には宗憲さんの紹介で
二度ほどお目にかかる機会をいただいたのですが
まぁ〜あの緊張感は覚えてますよね。
彼らのように今、世の中に教えを頂きたいとか、
この方に相談に乗ってほしいとか
そういう人がめっきり少なくなったように思うんだよね。

編集)みんな小物になったとよく言われてますよね。

なんか威厳のある方がいなくなっちゃって
私利私欲ばっかり主張して幼いと感じるね。
批判をしてもしょうがないんですけども
社会全般そうなってると捉えた方がいいかな。
安岡正篤さんのような方や
ご意見番的な末次一郎先生のような方、
みんながぶつかった時に
この人ならまとめてくれるってご相談に行ける
そういう重鎮が社会からいなくなった気がするね。
リーダー不在で国もまとまらない、
みんなそれぞれの自己主張ばかり…。
取り分が少なくなってきたから
それぞれみんなが自分だけは得しようって風に
少ないパイを取り合ってるように見えるし
保身だけで走ってしまってる方もいるし
自らを正当化するために
努力する人間の足引っ張ってる方もいるし…
社会が中から壊れてる気がするんだよね。
そういう時に「おいおい」って言ってくれるような
大御所といわれてる方の存在ってね
社会を統制していく上で必要なんだろうな。

編集)そんな方の前に出たら自分の私利私欲は見透かされるというか…心が洗われますよねきっと。

なぁ。そんな頼られる大人になりたいねぇ。

編集)70才になって若者に「濁った川になれ」って言ってみたいですね〜。

言いたいねぇ〜!
それには自分に自信がなければ言えないわけだしさ。
この国、このふるさと沖縄、
それぞれの立ってるアドレス、
それを今一度見つめ直したいね。


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 16:35| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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