2012年08月03日

しげ脳vol.175「沖縄観光を引っ張ってきた方々〜8月は観光月間〜」

8月1日、沖縄コンベンションセンターで行われた
「平成24年度 『観光の陽』県民のつどい」。

これは8月の観光月間のオープニングイベントで、
表彰式やおきなわの観光意見発表コンクールなど
さまざまな催しが行われました。
その一つが「沖縄県観光功労者」の表彰。
沖縄のために尽力された方々の情熱にふれた
安里会長の思いを伺いました。

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沖縄県観光功労者 受賞者のみなさまと

しげ脳vol.175
「沖縄観光を引っ張ってきた方々〜8月は観光月間〜」


みなさまこんにちは、しげ脳の時間がやってきました。

編集)こんにちは(笑)今日はいつもと違うスタートですね(笑)

はい、もう観光月間ですからね。
8月1日は観光の日ということで、この日を皮切りに
観光月間というのがスタートするんですね。

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それにちなんで8月1日には「沖縄県観光功労者」を
表彰するんですけども、今年も多くの方を推薦していただいて
その中から5名、沖縄県知事から沖縄県観光功労賞が授与されました。
それぞれの分野で大活躍されてきた大先輩ばかりで、
前新 科子(まえあら しなこ)先生は
石垣市民謡愛好会の会長で民謡の普及に尽力した方だし、
上原 妙さんはモード界の代表で
琉装を文化の発信としてブライダル業界に取り入れた方。
あと、「沖縄地球を走る会」の前会長で
沖縄・台湾交流振興会の沖縄代表でもある平田 久雄さんはね
マラソンという一つのスポーツを通して
沖縄と台湾の架け橋となってる方。
ものすごいんだわ、情熱が。

編集)会長から見ても熱いってよっぽどですね!

うん、すごいんだわ。
素晴らしい成果をあげてきた方ですし
損得抜きにやってこられた姿勢は素晴らしいですよね。
もうお一方が、琉球ゴールデンキングスの木村 達郎代表。
キングスを日本一のチームに育てていただいたし、
対戦相手が沖縄に試合しに来るだけで
ブースター(ファン)も一緒にくるわけでしょ。
それだけでも沖縄観光への大きな貢献ですし、
なによりスポーツを通したコンベンションのひとつのモデルとして
ふさわしい存在なんじゃないかということで選ばれました。
そして、今回ご紹介したいのが
伊江村の民泊事業を進めてきた山城 克己さん。

編集)この方も功労賞を受賞されたんですか?

そう。社団法人伊江島観光協会の前会長で、
伊江島観光バス(株)の取締役、伊江村議会議員などね、
いろんなことをやっておられるんですが
この方、ものすごい情熱家なんですよ。
伊江島のために、って思いでずっと活動しておられる方で
僕も人から紹介を受けて最初にお会した時の
インパクトを今も記憶してるんですけど、
彼はとにかく伊江島が好きなんだよ。
ご出身が伊江島で、一生懸命伊江島のことを
語っておられる姿に感銘を受けましたね。


今回彼が選ばれた理由は民泊事業の先駆けであるということ。
民泊っていうのは、沖縄の民家に修学旅行の学生さんたちに
宿泊していただいくプログラム。
農家に民泊した子は畑を手伝ったりもするんですよね。
僕はこれまで民泊って宿泊施設が足りない地域が
観光推進していくことを前提に立ち上げたのかな、
っていう安易な受け止め方をしてたんですけど
そんなことはなくて。
すごく深い思いがあったんです。

編集)単に観光客受け入れのためではないと?

そうそう。
沖縄本島には15の離島、あと宮古、八重山、久米島。
それぞれ島の特徴があるんですけど、
この15の離島には高校がないんだよ。
へたすると中学もない。

編集)へぇ!じゃあ中学から親元を離れて沖縄本島に出るわけですね。

だからそこの大人達は
子どもを小学校を卒業するまでに
ちゃんと自分で生きていけるように
育てあげるんですよ。


親離れがそのタイミングで。
沖縄本島にいると高校卒業するまで
だいたい親元にいるじゃないですか。
小学校卒業とはいえまだまだ幼い我が子を
寮に入れとか一人暮らししなさいとか、巣立つのを見送る…
あの気持ちってものすごく分かるんだ。

編集)6年生って…すごく幼いですよね、私なんて30才になった今も親離れしてませんから(笑)

なぁ(笑)
だからね、島の方々にとって、
我々は普通に育ててるんじゃなくて
小学校6年間を終えたら自活できる一人前に育てるんだって
短期間で徹底的に愛情注いできた誇りがあるんだよね。
そんな思いで育ててきた大人たちの誇りを地域の活力に換えて
本土からくる学生さんたちをお迎えして
2,3日っていう限られた時間に一生懸命愛情を注ぐ。
だから最後は学生さんたちも涙涙でこの島を離れてくんだって。

編集)ウルルン滞在記みたいになるんですね〜。

うん、この限られた時間だけど
島の文化に触れ、家庭にふれ、大人の愛情にふれ。
その瞬間はお父さんお母さんになるわけでしょ、
また帰っておいで、ありがとうございます、っていう
涙、涙の別れがあるんだって。
…いいねぇ〜。
僕は飛行機の機内誌かなにかで記事を読んだんですが
僕が今まで民泊をものすごく安っぽく考えてたことは
大変失礼だなって気づかされて
これを先駆けてやってきた
山城さんがますます好きになっちゃって。
今回もぜひ推薦したいと思ってたので
観光功労者としてお祝いできたことを嬉しく思います。

今は伊江島だけじゃなくて北部でも
民泊の取り組みしてますし、離島でも力入れてるし。
ニーズがあるってことで
地域あげて取り組んでいただいてるのね。
だから一つの沖縄の売りとして
大事にしてかなきゃいけないのと同時に
沖縄の子ども達にはこんな素敵なふるさとに
生まれたことを誇りに思ってほしいし、
修学旅行生は感動したらまた帰ってきてほしいし。

この人間くささというか、
人のつながりの温かさというか、
そんなものを山城さんを通して
教えてもらったんですよ。


沖縄観光の奥の深さを改めて感じましたね。

編集)観光と一口に言っても様々ですね。そんな深い思いが込められてるとは思いませんでした。

うん、すごいよ。
だからね、僕はさすがに民泊は
受け入れてもらえないかもしれないけど(笑)
民泊をしてるシーンを見に行きたいなと思ってます。
今回受賞された5名の先生方、ありがとうございました。
これからもどうぞ指導者として我々を
引っ張っていっていただきたいと思います。
ありがとうございました。


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 18:01| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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