2012年06月27日

しげ脳vol.170「北海道に植えた桜の木〜大切な友を胸に〜」

6月の半ば、まだ少し寒さが残る
北海道旭川へと向かった安里会長。
目的は、かつてJCの仲間として
共に尽力した松倉智幸さんの三回忌。

志半ばで他界された仲間への想いを語ってくださいました。

しげ脳vol.170
「北海道に植えた桜の木〜大切な友を胸に〜」



身近な人の死をどう受け入れていくか。
そういう場面にみんな必ず
人生のどこかで直面すると思うんですが
僕もいくつかそういう経験してきて。
2年半、3年前かな。
僕が2009年、(社)日本青年会議所の会頭を務めてた時に
当時の北海道ブロックの会長で
松倉智幸っていう方がいたんだけどね、
2年半ぐらい前、急に亡くなられたんです。
それで先日、彼の自宅に桜の木を植えようってことになってさ。
北海道に行ってきました。
当時のJCの同期、各都道府県の会長を務めてた方々と一緒に
線香をあげながら記念植樹をしてきたんです。
松倉くんのご両親が温かく迎えてくれて、
わざわざ素敵なお庭の一番いい場所をあけてくれてね。
そこに桜の木を植えてきましたよ。

編集)松倉さんはお若い方だったんですか?

うん、僕と同い年。
彼はものすごくひよろっと身長が高くて
男気があって、論客でね。
彼もJC会長として北海道をくまなく歩いて
勇気とか元気をみんなに与えて。
北方領土問題含め、本当に熱いメッセージを持ってる、
妥協しない人だったんだ。
沖縄での全国大会のフィナーレも一緒のステージに立ってさ、
お互いここまで走ったなぁ、って抱き合いながら称えあって。
それが、彼の会長職も残り2ヶ月という道半ばで
急に自宅で倒れて、そのまま息を引き取ったんだよね。

編集)ああ、すごく急だったんですね…。

うん…。ものすごくショックでね。
一緒にいたのは限られた短い時間だったんですが
ものすごく内容が濃かったから、
彼がこんなこと言ってたな、とか
いろんなことを思い返しながら
告別式に参加したのを覚えてます。
僕らは同じ時期、同じ時代を生きたものとして
彼の生きてた証になりたいって想いと、
彼の足跡を刻みたいという想いで桜の木を植えたんです。
次にまた、桜の花が咲く時にみんなで集まって
みんなで松倉のこと思い返して語り合おうって。

編集)こうして思ってくれる仲間がいて、松倉さんは幸せでしょうね。

いや、彼も幸せ
なのかもしれないけど
彼と出会った
僕らも幸せなんだ。


生きてる、っていう大切さと
命の重みの尊さとはかなさと…
いろんなこと彼から教えてもらったね。
どうしても風化してくんだよね。
それはしょうがないんですよ。
でも彼がここにいて僕らこんな想いを
共有してたって事実を刻みたかった。
北海道のでっかい大地の中で
彼はこんなところで育ったんだ、
だからあんな大きい男になったんだなぁとか話しながら…
自分の死についても、考えるようになったね。

編集)自分の死について…どう生きるか、何を残せるだろうか、そういったことですか?

うん、だって例えお金儲けても、ね?
お墓にまで持っていけないしさ。
自分が明日死ぬかも分からない人生、
なにか残せるものがあるのかなって
まじめに考える北海道の旅でした。

編集)そうですね、当たり障りなく生きるのもいいですが、それよりあとで振り返ってもらえる人になりたいですね。

こんな人間がこの時代に
生きてたって証はほしいよな。

編集)志半ばで亡くなってしまうこともあると思うと、ますます今日がんばらなきゃと思いますね。

思うねぇ。
なにがあるか分からんからね。

だからね、
明日死んでも悔いなし、
って言える時間を使ってるか
自分に問いたいし。


編集)会長は明日死んでもいい、と思いながら毎日過ごしてるんですか?

そう思いたいと、思うね。
明日死んでも悔いないかも、
って言えるぐらいがんばりたいなぁ。

編集)ああ…ついつい忙しさや目の前の日常に流されてしまうので、難しいですねぇ。

うん、でも難しいから
人生のような気もするし

編集)うんうん。

やっぱり命ある限り
自分でなければならない理由を追い求めて
存在価値をちゃんと示せるような
そんな人になりたいね。
うん、これから松倉のご冥福をお祈りすると同時に
彼の分まで人生を濃く生きたいと思うし
ご両親の見守ってる温かい庭で
きれいな桜が咲くのを祈念しています。

編集)いつごろ咲くんですか?

2年ぐらいかかるかな〜!


[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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