2012年05月20日

しげ脳vol.164「おーい沖縄よ、どこへ行く〜沖縄本土復帰40周年を迎えて〜」

沖縄が本土復帰40年目の節目を迎えた5月15日。
記念式典には野田首相も駆けつけ、盛大に行われました。
40年が経つ今も普天間基地を始めとする米軍基地の返還や
経済的自立の道の模索などまだまだ課題が山積みの沖縄。

これまでの沖縄とこれからの沖縄について
安里会長の感じたことを伺いました。
しげ脳vol.164「おーい沖縄よ、どこへ行く〜沖縄本土復帰40周年を迎えて〜」

編集)15日は沖縄の本土復帰40周年でしたね。会長も記念式典に参加されたんですよね。

うん、式典と記念レセプションに参加して。
野田総理も来沖されて最後、
記念レセプションが終わるまでいらして。
当初の出発する時刻を過ぎても残っていただいてたね。
そこで総理が発した言葉、知事が発した言葉、
ルース駐日米大使の言葉。
みなさんが発信した言葉は40年目の節目の記録として
きっちり残っていくんだろうなぁと思いながら聞いてました。

編集)会長の周りではこの40年目は「沖縄もだいぶ発展してめでたい」という感じですか、それとも「まだまだ課題が山積みで大変だ」という感じですか?どういう空気なのか気になります。

まず経済の自立ということでい考えていくと
やはりまだできてない。
そこの総括は必要だよね、っていう声はある。
でも社会インフラそのものは
この40年でものすごく整ったよね。
特に第一次、第二次、第三次のいわゆる開発計画で
格差是正を前提としたインフラ整備に
力をいれて取り組まれてるんで
かなりよくなってると思うんですね。
他の地方もまわっててても、沖縄は遅れを感じないんだよ。
鉄軌道の問題はあるんでしょうけど、
それを除けばかなり進展したと思う。
ただ、あとは今後どうしていくかという各論の中では
まだまだ行政に頼ってしまう側面は
否めない事実ですし
所得も全国平均に比べて低いですし。

僕ら何をしなきゃ
いかんかなぁ、って考えながら
向こう10年の大事な時間を
過ごしていかんといけないと思ってます。


実際問題今、21世紀ビジョンが
24年度4月からスタートするわけですけれども
この10年間でたぶん最後になると思うし
そっから自分らで立たなきゃいけないわけですよ。
それを前提にこの10年間をどう過ごすか。
本土復帰50周年目、半世紀目を迎えた時には

「沖縄もこんな立派になりました」って
他界された先輩方にも
ご報告したいですよ。


まだおまえら立ててないのか、って言われたくないし。

編集)支援があるという前提では自立もままならないですよね。

戦後という歴史観もそうですけど、
統治下に置かれてた27年間、
ものすごい激動だったと思うんですよね。
復帰までのプロセスに関わってこられ
た教育者とかメディアとか
経済の流れが変わって行くのをしっかり耐えて
新しいスタートをきった経済人とか、
みんなのご努力って相当なものがあったと思うんですね。
だから40年目をむかえた、アニバーサリーだ、っていう
そんな気分にはなれないんだけど、
ひとつひとつの節目で歴史を振り返って考えなおす大事さを
改めて感じてるところです。

そして、もう41年目が
はじまったわけですよ。


この41年目をどうありたいってことを含めて
僕ら考えていかなきゃいけんなと思います。

編集)そうですよね、基地はいらないという声が大きく取り上げられてますが、軍雇用員の希望者はすごく多いですし。

そうだね、軍雇用員は安定してるということで
公務員に次いで人気というのは変わらないんでしょうけど
単に待遇面なんかの条件だけじゃなくて、
基地賛成、反対だっていうだけの話でもなくて、
この地域をどうしていくかってことから
語らないといけないかなと思うんですよ。
「勤める」とか「生きる」、あるいは
「この地域どうするか」とか
そんなのが1つになるべきだと思うし
その先に未来って作られていくと思うんだよな。


「おーい沖縄よどこに向かう」と言われたら
我々ここに向かいまっせ、って言えるだけの道を
後輩達に示していかないといけないでしょうし、
それが足りないが故に
単に対応がいいからとか休みが多いとか
そんな基準だけで人生を選択してほしくないな。
就職希望先の1位に観光がくるように
僕らは今がんばらなきゃいけないと思ってるし。
そのために何すべきかってことを
本気で考えてトライしていきたいと思います。

編集)なるほど、単純に給料で選ぶんじゃなくて、自分の生き様に照らして選ばないとですね!私も沖縄の戦後の歴史について知らないことだらけなので、新聞の特集を見て勉強しなきゃと反省です。

そうだな、僕ら知らないとな。
いずれにしても県と国をあげての式典が
終わったということで
これからも40年の歴史に感謝しながら、
もう昨日から始まっている41年目、
次の50年目にかけてきっちり自立した
沖縄を作れるように努力していこうという誓いで
このテーマを終えたいと思います。
もっと語りたいことはいっぱいありますけれど、以上です。

[聞き手:コピーライター 幸喜朝子]

posted by 安里繁信 at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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