2010年12月23日

しげ脳vol.91「自分から変わろう〜教育についての対談本の紹介〜」

しげ脳vol.91
「自分から変わろう〜教育についての対談本の紹介〜」



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今度ね、高橋史朗先生の
『主体変容の教育改革!』という対談集が発売されるんですが、
これに僕との対談も載せて頂きました。
僕以外には衆議院議員の安倍晋三さんやみんなの党代表の
渡辺喜美さん、文部科学大臣の川端達夫さんとかね
いろんな業界の方々が教育について語ってます。
高橋史朗先生は明星大学の
教授をされていて、「親学(おやがく)」の権威。
先生は現代教育での子供たちへの
行き過ぎた自由主義に疑問を唱えていて、
まずはやるべきことをやらせてから
個性を発揮させるべきだとおっしゃっている。

だから親学というのは、
子供を改善する前に
教育する側である
親や大人を教育すべきだ、
という考えなんですね。


僕も一時、沖縄県教育委員会の委員をしてたことがあるので
高橋先生の考えを勉強させて頂いていたんですが
ひょんなことからご本人にお会いする機会があったんですよ。


2008年に日本保育協会沖縄支部さん主催で
高橋先生をお招きしたイベントが行なわれて、
その時に高橋先生と日本財団の笹川陽平会長、
タレントの高見知佳さん、そして僕の4人で
パネルディスカッションをしたんです。
「教育の原点は家庭にあり」ってテーマでね。
沖縄コンベンションセンターで2,000人ぐらい集まったかな。
教育にあれだけたくさんの方が
関心を持たれてるってのは嬉しいけど、
同時に親を教育せねば、という
議論をしなきゃいけないこと自体に寂しさを感じましたね。
とにかくそこで高橋先生と初めてお会いして。
そのご縁をきっかけに翌年のJCの機関誌で誌面対談をさせて頂いたり、
今日までお付き合いさせて頂いてます。



僕は高橋先生が「まず親が変わらないと子供は変わらない」と
おっしゃってることにすごい共感を覚えるんですね。
というのも、「すべての責任は我にあり」、
僕も常日頃からこう自分に言い聞かせているから。
それに近いと思うんだよな。

なんでもかんでも学校のせいにしたり、
他の子供のせいにしたりする
そんな親のもとで子供が変わるわけないって。


すべて自分に帰ってくるんだよ。

編集)なるほど、そうですね。教師をしてる友人の話を聞いてもモンスターペアレンツの我が子本位な態度はひどいですもんね〜。

怖いよな。
我が子だけよければいいって親が多すぎる。
地域の中で人をどうつくるか、ってことにもっと関心を持たんと。

編集)この本を読むと代表の素行の悪い時代のことも、ちょろっと出てきますね…読み応えがありました(笑)。

だろ(笑)?
「僕は真っすぐ生きてきた人間ではない」って(笑)。

編集)女子校生のスカート丈の長さに関する発言についてのくだりも興味深かったです。代表はいろんな所でいろんな方に噛み付いてるんですね!

そうそう、僕が教育委員をしている時に
女子高生のスカート丈が短いって
県議の方から意見があったんだけど、
当時の教育長の答はこうだった。
「個々人の個性を尊重して自発的に
 校則にならって改めるよう促してまいります」

それに僕が噛み付いたというわけ(笑)。

個性尊重って言ってる場合じゃなくて、
子供達が規則を守れなくなってる事態はかなり深刻なんだよ。
個性の尊重なんて言ってマナーを守る大事さを教える責任を
大人が放棄してしまっていると僕は思う。
この発言には全国から賛同の声も誹謗や反論もたくさんきましたよ。

編集)へえ〜。どんな方から反論がくるんですか?

教職者の方が多かったですね。僕はそれが残念で。
高校生向けのあるシンポジウムでも
制服のスカート丈の話をしたんですが
会場の女子高生から「そんなの個人の自由だ」という意見が出て
聞いていた先生方から拍手が起こったんですよ。
驚いたよねー!
その子には「君と議論するつもりはないけど、
今日僕に叱られたことを覚えておきなさい。
ミニスカートであぐらをかいてる姿がいかにみっともないかは
親になった時にわかる」とだけ言ったけど、
こういう規律を守らずに自由や権利を主張する子供たちに
教師が迎合してしまって悪いことを叱れないというのは
とても大きな問題だと感じるよ。

僕もさんざんやんちゃしてきたけど(笑)、
その都度めちゃくちゃ殴られたから。


だから今になって「あれは悪いことだったんだ」と振り返れる。
だけど叱られないと子供たちは何が正しくて
何が間違ってるのかっていう判断基準を持てないんだよね。
高橋先生がおっしゃるように、大人である僕たちが
親になるための学びをしていかなきゃいけない。
これから親になる方もすでに親である方も
ぜひこの本を手にして読んでいただけたらと思います。


[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]


【対談集 主体変容の教育改革!】

著者:明星大学教授 高橋 史朗
定価:2,000円(税込)
MOKU出版

各分野のトップリーダーと、教育について激論を交わす!
月刊『MOKU』での人気連載をまとめた一冊。
高橋史朗氏の還暦を記念して出版。



【高橋史朗氏プロフィール】
1950年 兵庫県たつの市生まれ。
早稲田大学大学院修了後、スタンフォード大学フーバー研究所客員研究員。
臨時教育審議会(政府委嘱)専門委員、国際学校研究委員会(文部省委嘱)委員、
神奈川県学校不適応(登校拒否)対策研究協議会専門部会長、青少年健全育成調査
研究委員会(自治省委嘱)座長を経て、
現在、明星大学教授。


posted by 安里繁信 at 13:47| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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