2010年09月02日

しげ脳vol.76「必要とされる「あんた」作り〜顧客訪問から感じたこと〜」

「ふと時間があいた時、代表は何をするんですか?」

ある日、安里代表にこんな質問をしたことがあります。
代表はすぐにこう答えました。


「営業所をまわる」


例え時間があいても常に精力的に動き回る。
その行動力がシンバを支えているのかも?


今回は久しぶりに時間が空いた中で
顧客訪問をしてるというので、
気付いたことについてお話を聞きました。

sige76.jpg
いただきものの携帯電話のストラップ。

しげ脳vol.76「必要とされる「あんた」作り〜顧客訪問から感じたこと〜」


今年はだいぶ時間に余裕が出てきたので
うちのグループ各社のお取引先をいくつか、
営業担当と一緒に訪問してるんです。
ここ3年ぐらいかな、
僕は現場とちょっと距離を置いて
俯瞰しながらマネジメントしてきたんだけど、
それは現場の社員達に
「お前らが会社の顔なんだ」ってことを
自覚してもらいたかったからという理由もあるんだよね。
僕の役目は問題やクレームがあったら土下座しに行くことだと。
だから久しぶりにクライアントさんの前でうちの社員が
一生懸命立ち回ってる姿を見て、なんか…

胸が熱くなってね〜!!(嬉しそうに)

みんなしっかり成長してるし、クライアントさんの懐に
ちゃんと入りこんでるんだなーっていう喜びを感じたし、
同時にクライアントさんが
我々をパートナーとして受け止めて
うちの社員を育ててくださってるんだな
ってことを嬉しく思ったね。



ビジネスの場でお取引先の方とお会いするのも
久しぶりだけど、日頃の感謝を伝えると
すごく皆さん喜んでくれるんだよね。
これだけいろんなお客さまに
目をかけて頂いているのはありがたいもんだよ。
最近、久しぶりに県内で講演した時に質問があったのね。
自分は広告業界に身を置くものです、と。
これからの広告業界が進むべき方向について
どういう考えをお持ちですか、っていう質問だった。

「俺は業界のことは
 これっぽっちも考えたことない」
 って答えたよ(笑)。


そんな暇があったらクライアントさんの
数字、売上げをいかに伸ばすか、
どうやったらクライアントさんが
元気になるかってことを考えなさいって話したよ。
得てして人は売上げが伸びなくなったり
結果が出なかったりすると業界のせいにしたがるんです。
業界の景気が悪いから、とかさ。
そんな言い訳を並べてもしょうがない。

僕らは何のために、誰のために
存在してるのかっていう
理念を再確認しないとね。


まだまだ厳しい時代が続くはずだから
こういう踊り場(※)の時期にさらに
信頼関係を構築していくためにも
お客さまから必要とされ続ける組織作りに
励んでいかんといけんなと思いました。
(※回復基調の景気が一時的に停滞すること)



これから今まで想定できなかった
いろんなことが起こる時代が来るはずだから
常に感性だけは磨いていきたいな。

そして「あんたと仕事がしたい」
という「あんた」作りを
してかなきゃいけない。


もちろん、俺自身がその「あんた」に
なれるかっていうのが大きい勝負所かな。
クライアントさんが「会いたい」と
言ってくれるような自分でありたいよ。

編集)そうですよね、会社にそういう存在が増えていくと最強ですよね。

そらぁもう、怖い物ないよ。
だってキャバクラでもさ、
会いたいお姉ちゃんがいるから
みんな行くんだよ。
高いけど(笑)。
かたやビジネスはどうかって言うと、
ビジネスマンも同じなんだよ。
会いたいと思うから「ちょっと時間あるか」って
担当者に電話して呼ぶんだよね。

編集)「いい動きするけどこいつ、なんか気にくわんな〜」と思われたら…

うん、そう思われたらそれで
仕事も止まってしまうことがある。
会いたいと思われるってことは
必要とされるってことと同じだと思うんだよね。
そういう人をいっぱい育てていきたい。

編集)これは…自分を磨かないと何もできないですね!

そうだよ!だから、
こんな不景気で厳しい時だけど
チームみんなで乗り切ってなんとか商いできてることを
クライアントさんにも周りにも感謝しないといかん。
誰か1人だけが努力してできることではないからさ。
この1、2年まだまだ厳しい時代が続くと思うから
さらに身を引き締めて、歯くいしばっていかんといけんね。
クライアントさんあっての我が社ですよ。
世のため人のため、なにより
お付き合いして頂いているクライアントさんのために
価値のある会社づくりを目指していきたいと
心に誓った一週間でした。


[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]
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2010年08月27日

しげ脳vol.75「興南高校の躍進〜マネジメントで大事なこと〜」

この夏、沖縄県勢として初の夏の甲子園優勝、
さらに春夏連覇という大偉業を成し遂げた興南高校。
今回はちょうどその優勝を決める決勝戦の
30分前にお話をお聞きしました。
もちろん話題は…。


sige75.jpg
元衆議院議員、山中貞則さん自筆の書



しげ脳vol.75「興南高校の躍進〜マネジメントで大事なこと〜」


興南高校の大活躍を県民として
本当に心から誇りに思っています。
特にすごいなぁって思うのはね、
沖縄出身の子達だけで闘ってることですよ。
普通、甲子園の常連校となるとみんな
中学生の頃から活躍してるような子達が
全国各地から推薦入学とかで入ってくる。
だけど興南ナインはみんな沖縄の子じゃん。

編集)本当にみんな沖縄の名字ですもんね〜。

みんな純粋な県産品(笑)、みたいなね。
その子達が全国一と言われる名門校と
対等以上に闘ってる姿に僕は大きな感動を覚えたんですよ。
このチームの強さの要因は子供達の努力もさることながら
我喜屋監督の力が大きい。
興南に我喜屋監督が来て
なぜ劇的に野球部が変わったか。
先日、稲嶺前知事に塾頭を務めて頂いている稲穂塾に
興南高校の前理事長である比嘉良雄先輩(現沖縄都市モノレール(株)社長)
をスペシャルゲストにお迎えして伺った話なんだけど、
我喜屋監督はすげえって思ったね。
指導者を志す者として
大きな学びと感動を受けた。
我喜屋監督は北海道で民間企業の野球部の監督をしていて
優秀な指導者として有名だった。
比嘉前理事長はそこに足しげく通ってさ、
我喜屋監督をヘッドハンティングされたわけですよ。

我喜屋監督が興南高校の
監督に就任して
最初に取り組んだのは
掃除なんだって。


来た当初は野球部の部室が汚い、グラウンドも汚い、寮も散らかり放題。
そういうところをまず、生徒達と一緒に改善した。
そして次にしたことは10時に寝かせる。
思春期の子供を10時に寝かせるってとにかく難しいんだって。
でもやっぱり睡眠ってのは一番大事だから。まず寝ろと。
そして6時に起こして、6時から30分、散歩をさせるんだよ。
どこを歩いてもいい。
それで帰ってきたら見たもの感じたことを
発表する場を作ってるらしい。
例えば車が渋滞してましたとか
おばあちゃんが新聞配達してました、とか、
なんでもいいわけ。
普通は野球部の監督って朝練させたり
徹底的に野球漬けにするじゃない。
でもそれでは社会で役に立つ人間に育たないって言うんだよ。
野球の常識がすべての常識になっちゃうわけです。
それでいい人材が生まれるかっていうと生まれない。
むしろ、世の中に関心を向けて
自分の言葉で語るっていうトレーニングがまず必要だと。

監督が言うからこうだ、じゃなくて
自分はこう思うっていう
意思を持つことが
成長につながるんだって。


やらされてるとか、押し付けられてるとか思ってると
不満や意見があっても自分の言葉で発言できない。
当ってる間違ってるじゃなくて、
自分が思うことを精一杯
自分の言葉で語れる子を作ることから
野球部再建の道はスタートしたらしい。
だから今では自分が何をすべきかってことを
自分で気付けるんだって。
そうやって自主的に考える組織ができた結果、
今じゃあ他校と比べても心配するどころか
安心して試合を見てられるぐらい堂々としてる。

これは企業経営でも組織経営でも
マネジメントにおいて
すごく大事なことだよね。


人を育てるって何だろうってことを
改めて考えさせられました。

編集)興南の子達は野球以外の道でも自分で考えて発言して進んでいけるようになるんでしょうね。

そうだね。
あと、沖縄水産高校を二度、甲子園で
準優勝に導かれた栽監督(故人)っていらっしゃったじゃない。
その教え子の方とも結構いろんな場面でお会いするんですが
今でも言うんです。

「僕らは栽監督から
『沖縄の星になれ』って
 教えられました」と。


もう30才すぎたおっさんがだよ(笑)!?
何をしろってことじゃなくて
「沖縄の役に立て」って常に言われてきたんだって。

だから思春期にどんな
指導者と出会うかってことの
大切さをしみじみと感じました。


それから、僕らのグループは広告業界や飲食業界、
物流業界とかいろんな業界に関わってるけど
業界の理屈がすべてではないんだなって
再確認させてもらいました。
世の中で果たすべき役割とか、
世の中で必要とされるにはとか、
社会と対峙して自分がそこに立ってるんだってことを
意識していかないといけないよね。
そういう感性は忙しい日々の中でも
大事にしていきたいなと思ったし、
そんなチームを作り上げた我喜屋監督に敬意を表したい。
そして、感動をありがとうとお伝えしたい。


[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]
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2010年08月19日

しげ脳vol.74「指導者の条件〜ついていきたい男になれ〜」

しげ脳vol.74「指導者の条件〜ついていきたい男になれ〜」


僕の師匠が教えてくれた人物で、
中野正剛(※)とおっしゃる方がいて、
「大政翼賛会」という
皆が戦争に向かっている時流にあって
反対をした人物なんだけど、
その方がこんなふうな言葉を残したんだって。


「スクランブル交差点に立って行き交う人達の顔を見てると
 おじぎをしなければならない方々とは数多く出会ったし
 会釈をしなければならない方とも数多く出会った。
 しかし、『この人の後ろに付いていきたい』と思えるような
 人と出会うことがなかった」


つまり建前とか肩書きとか
ポジションじゃなくて、理屈抜きで
「この人に付いていきたい!」って
思えるような人に出会わなかったと。


僕は師匠から指導者として立つならば
この人の後ろ付いていきたいと思われる男になれ、
という意味でこの話を伝えてもらった。

編集)代表はこれまで座喜味彪好さん等、師と呼べる方と出会ってますよね。例えば今代表が20才だとして、今だったらこの方についていくなっていう存在の方はいますか?

指導者としての存在感ということで言うと
僕はウシオ電機の牛尾治朗会長が大好きなんだ。

牛尾さん個人の持つ存在感は
めちゃめちゃかっこいいんだわ。


JCの先輩で、ちょうど僕が生まれた時の会頭なんですよ。
沖縄懇話会っていう沖縄の財界と
全国の財界の方が参加する会があるんですが、
その末席に座らせて頂いたのも
牛尾さんのご推薦があったからだし
なにかにつけて目をかけて気にかけて
「おまえしっかりせえよ」って檄を飛ばしていただく大先輩。
生き方がかっこいいんだ〜。

編集)代表はご自身の分析で、どうしてこのような方々に可愛がってもらえたと思いますか?

やっぱり社会から
異端児扱いされているからじゃないか(笑)。


沖縄の人ってどちらかというと
物怖じするタイプが多いじゃん。
沖縄出身だから、って一歩引いちゃったり。
僕の場合、自分らしく生きてますから(笑)。
それで生意気だとか言われたりするけどさ
ただ頭こづいてでも「こいつ育ててやれ」ぐらい
寛大に受け止めてくださるからだと思います。
感謝感謝。
僕も牛尾さんみたいな大きい存在になりたいね。
伸びてくる子達を引き上げてあげたり
励ましてあげたり叱ってあげたりできる
そんなおじいちゃんになりたいな。

編集)そういえば孫正義さんがソフトバンクアカデミアを立ち上げたそうですね。ソフトバンクの社内外から何人か入れて次の孫正義を作るという。

うちもそれやれるかな?
いつかきっとやろう!

編集)本当ですか!いいですね、入りたいです…怖いけど(笑)。

厳しいよ〜(笑)

[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]



※1:中野 正剛(なかの せいごう、1886年(明治19年)2月12日 - 1943年(昭和18年)10月27日)は昭和期のジャーナリスト、東方会総裁(東方会は、1936年中野により思想団体から政治団体となった)、衆議院議員。
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2010年08月12日

しげ脳vol.73「チャースガウチナー〜副知事との勉強会〜」

しげ脳vol.73「チャースガウチナー〜副知事との勉強会〜」

sige73.JPG
代表ご愛用のムーミンツボ押し


「チャースガウチナー」

これ、標準語では「どうする沖縄」という意味なんです。
月に1回、早朝7時ぐらいから
上原副知事を招いて勉強会をやってるんですよ。
この上原良幸副知事という方は大田県政の頃から
ずっと企画畑を中心に活躍してらっしゃる。
本当にね、奇抜で大胆で行動力のある面白い方で。
ANAの国際物流ハブ構想を沖縄に引っ張ってきたのもこの方だし。

未来を考えて今やるべきことは
こうじゃないか、ってことを
今までの概念を壊してでも
作っていこうという方。


ここ近年の県政の中でも突出したネゴシエーターであり
戦略家であり実務者でいらっしゃる。
その方にだいぶ可愛がってもらって
今沖縄県が抱える課題がなにか、ってことを
これまでは一個人として学びを受けてきたんですよ。
それで今年、上原さんが副知事に就任したものですから
もっと幅広く勉強会をしようということになりまして。
沖縄の中で今後指導者として
成長していくであろうという方に
お声かけさせて頂いて月1回開催しています。
そのテーマが「チャースガウチナー」。
どうするよ沖縄!?ってことを
朝飯食いながら議論させてもらってるんですね。
ここで僕が仕掛けていきたいなと思ってるのは

まず僕らの世代で
沖縄についてのコンセンサス(意見の一致)を
形成していきたいと思ってるんですよ。


沖縄についてのコンセンサスって何かっていうと
結局はね、これからの沖縄の在り方を考えていくにあたって
どこかの政党に寄りかかって生きていくことだけではなくて
今までのように中央にもたれていく関係でもない
肉厚な地域を作っていきたいと思ってるわけ。
だから勉強会には民主党員も自民党員もいるし
国会議員も県議会議員も市議会議員もいるし
はたまた政治に関係ない観光関係企業の社長さんもいれば
弁護士から税理士から、マスコミ、メディアもいるし。
角界各層の30代40代で社会をリードしてって
もらえるような方に参加して頂いてます。
そこで大いに議論して
お互いのコンセンサスはこれだよね、
という流れを作りたいと思ってるんです。



今まではそういうコンセンサスはなかった。
例えばイデオロギーにとらわれたり、
それぞれの政党色を全面に出してきたり。
そこにじゃあ有権者の利益がどれだけあるかとか
未来がどこまで担保されてるかとか
そういう意識はなかったんだよな。
沖縄っていう一つのコップのなかで
利害も含めていろんな綱引きがあったのさ。
コップの中の嵐がずっとこれまで続いてきたけど
しかし2010年を迎えて沖縄復帰からずっと続いてきた
振興計画がいったん終焉を迎えるんです。

そこで沖縄だけの
保護政策がとっぱらわれて
開国を余儀なくされていくにあたって
僕らは共通の価値観を深めて
一枚岩でいかなければいけないんじゃないかと。


編集)それは本土の方々に太刀打ちできないからですか?

太刀打ちできないし、なんか…しょうもないじゃん。
今までの延長線上で
絵が描けないのはみんな知ってるんですよ。
今は国も900兆円超の借金があって、
これを返すメドは具体的に示されてない。
じゃあ今後、経済の成長が見込める政策が
打たれてるかっていうと打たれてない。
このまま僕ら一国民としてどうしていくのか、
あるいは沖縄県民としてどうしていくのか、
そこがずっとクエスチョンのままだし
この議論そのものが不毛になるぐらい
世間的にこのテーマってものすごく
当たり前のものになっちゃってるんだよね。
そんな状況で国に頼るのも限界があるから
我々が主体性を持って
地域づくりを考えていかなきゃいけない。
そこで今持ち合わせていなければいけない価値観ってなにか、
或いはこれまでの沖縄の
戦後の歴史を総括していくにあたって
どのようなスタンスでいるべきかっていうところを
反省も課題も含めてお互いの共通の認識、理解として
スタートしていかないと未来が描けないんだよな。

編集)共通理解を持ったうえで、それぞれの分野で活かしていくんですか?

そう。コンセンサスを各論に落としたときにそれぞれが
自分の分野で活躍してもらえればいいと思うんですね。
共通のプラットフォームが出来てない中で
お互いああでもない、こうでもないって
評論し合っててもしょうがないし

どこに向かって
進んでいくかっていう
大枠の方向性が見えててはじめて
それぞれが努力したものが
一つになっていくと思うんだよ。


編集)そうやって一枚岩にならないといけないぐらい、問題は深いと。

深いし、先送りできない。
僕はこのタイミングだと思ってますね。
特に11月には知事選挙があるわけでしょ。
マニフェストとかアジェンダとか
各政党の表現の仕方はいろいろありますけど、
これからは今までのお願い型の選挙から
「約束」に基づいた政策課題で判断される選挙に
変わっていくと思うんだよな。
これまではあの人が
お願いしてるから投票してください、とか
どっかの支持母体が応援してるから
協力しようということが多かったけど
そんな生ぬるいこと言ってる余裕はないと思うんですよね。

支持団体との約束とか
お願いの選挙から
有権者との約束の選挙に
変わっていく。。わけですよ。


ということは、政治家が責任を取るだけではなくて
それを選択した国民の我々が
責任を取らなければいけない時代が来てるんですよ。
今までは例えば去年の秋におこった
政権交代という歴史的な出来事もあったけど
民主党が政権交代を起こしたんじゃなくて
有権者が政権交代を起こしたんだよね。
先の参議院選挙も別に自民党が勝った、民主党が負けたとか
或いはみんなの党が大きく
得票数を伸ばしたとかいう話じゃなくて
有権者がそのねじれを作ったんですよ。
それをどこまで追求してもやっぱり
原因ってのは我々有権者にある、って自覚を
僕らが持たなきゃいけない時代が来てる。
だから一部の指導者にすべてを託してた時代から
僕らも地域で商いをさせて頂いている
商売人として、経営者として、
本質から目を背けることなく
故郷づくりに寄与していきたいなって思いがあるんだよな。




コンセンサスを形成してくには
どれだけお互いの信頼関係を
築くことができるかってところが大事だろうね。
腹わって本音を話して、
メディアから参加してくださってる方々にも
僕たちはこう思ってるんだという本音をお伝えする。
そのプロセスから共有してくことが大事かな。
そんな地道な作業を今やってます。
いつか成果が出るかどうかは信じるしかないけど、
その責任も僕らにあるんだという認識を持ちたいよね。
これまでは政治と経済ってのは切り離してきたんですけど
マーケットの今後の発展を考えてくにあたって
この沖縄っていうマーケットが拡大することで
我々の売上げにも利益にもつながるわけですよ。
そのマーケットに存在してる国民、
僕らからすると顧客の生活が安定しない限り
商売が安定することはないんだよね。
だから政治は政治家だけにまかせときゃいい、とか
経営者はそろばん弾いてりゃいい、っていうんじゃなくて
やはり自己責任ってのを強く認識した上で
地域づくりを考えていかなきゃいけない時代にきてるなーと。
「今頃目覚めたのか」ってお叱りを受けるかもしれないけど
そういうものを僕らは大事にしていきたいと思ってね。
だから朝子(編集員)達にもね、
メディアから伝わってきた情報だけを鵜呑みにすることなく
私ならこうする、ってのを主体者として
考えていくきっかけをぜひ広げて頂きたいし、
そんな意識で社会と向き合ってもらいたいなと思うんだよね。




少し前に沖縄でも事業仕分けしてたじゃない。
あれもね、考え方は正しい。流行だし。

ただひとつ欠落してるのは、
理念がない。


経済合理性だけで片付けられるような
支援だけで済ますなら行政はいらないって。
こういう沖縄をつくっていく、だからこれは
すぐ効果が現れるもんじゃありませんが
続けていかなきゃいけない、っていう
ポリシーを持った事業って沢山あるんですよ。
説明する側の皆さんは、ポリシーある事業なら
自信を持って堂々と必要性を説けばいい。
それをすべて費用対効果だけで測って
ジャッジしていくってのはね
僕は末期まできてる現象かなと思うんだよ。
本当は利益が出てるものは
民間企業がやればいいじゃん。
うまくいかないものを行政がやる。
それが国の再分配の本質だと思うんだよな。
だけどそうじゃなくて、
違うところに今行っちゃってる気がして。
理念と実践と、このバランスが
崩れてしまってるなーという気がする。
最初に始めた頃はたぶん理念があったはずなんだよ。
でも走りながら10年も20年も歳月を重ねていくと
いつの間にか実践が目的になっちゃうんです。
大学院の授業で北川先生から教えて頂いた言葉で
なるほど、と思ったのがね

「理念なき実践は暴挙である。
 実践なき理念は空虚である」


今の政治に当てはまることなのかなと僕は思う。
だから僕らは単に削ったりなくしたり
今の時代の物差しに当てはめて物事を捉えがちなんだけど
もっともっと違う本質を考えて
この沖縄をどうしていく、
「チャースガウチナー」ってのを
本気で考えていかなければいけない時代が来たんじゃないかな。
そして行動に移していかんとね。
コミットする覚悟がなければ、コメントする資格はない。
現実逃避をせずに世の中そのものを受け入れていく
度量を身につけたいと思いました。


[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]

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2010年08月05日

しげ脳vol.72「贈る言葉〜牛尾治朗さんからいただいたもの〜」

今回は牛尾治朗さんの著書の話から、代表が目指す「大人」について語っていただきました。

sige72.jpg
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2010年07月29日

しげ脳vol.71「支え〜創業からのメンバー〜」

しげ脳vol.71「支え〜創業からのメンバー〜」


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今、会長の運転手をしてくださっている
宮里勝さん。
彼はもう安信輸送の創業の頃から
ずっと頑張ってくれてる方なんです。
あと、あんしんの国吉真勇さんとか
宮城敏雄執さんとか、
みんな立場は違えど創業期からずっとね
会社を支えてくれてる方なんですよ。
俺も小さい頃からかわいがってもらってて。

いつも「彼らから見て俺は
どう映ってるのかな」って
考えるうようにしてるんですよ。


彼らにとって今、
恥ずかしくない自分であるかってのを
これからも自問自答しながら生きていきたい。
特に宮里勝さんは俺が小学校の頃
事務所にちょくちょく手伝いに行くと
いつも飲み物買ってくれたりしたしね。
そんなあったかい人で。

トラックの運転を教えてくれたりとか、
最初にスナック連れてってくれたしな(笑)。


だからあの人の顔見ると未だに落ち着くし、
甘えたくなるし。ありがたい存在だよね。
今日までずっと会社を愛して支えてくれてる方々にはね、
本当に頭が上がらない。

編集)それだけ小さい頃からずっと自分を見てくれてる存在って、なかなかいないですよね。

俺が会長とぶつかったりしても
あとで励ましてくれたりしたしね。
うちの親父が言うんだよ。
何かあった時まず、彼らの顔が浮かぶって。
例えば俺が中学時代に台風が来ると
借りてる倉庫が雨漏りしてないかとか取引先は大丈夫かとか、
親父について台風の中走り回るんだけど
そういうとき必ず先に彼らが回ってるんだよ。
倉庫にいち早く行ってびしょぬれなってさ、
一生懸命、台風対策をしてくれてるんだよね。
勤務時間だとか自分の職務エリアとかそんな話じゃない。
自分の利益とかじゃないんだよ。
だから彼らに対する信頼っていうのはものすごく大きくてね。

今でも何かあった時は、
きっと彼らが
動いてくれてるだろうっていう
安心感があるし。


編集)絆が深いですね。

深いよ〜。
俺が出張してて沖縄に台風きてるって聞くと
取引先の社長に電話するのと同時に彼らに電話するんだよ。
大丈夫ですか、って。そうすると「心配ないですよ」って、
すでに全部見て終わってるんだよね。

編集)昔のお話を伺うと、すごくがむしゃらですよね。今はそれが薄れている気がします。

無我夢中、という姿勢がなくなってしまった感はあるな。
あの頃の大切だったもの、なくしちゃいけないものっていうのを
もっかい見直さんといけないなって最近思う。

今じゃ仕事は増えるのが当たり前
みたいに思ってしまってるけど、
あの頃はトラック1台
増えたってだけでみんなで喜んだし
一つ一つの仕事に喜びや悔しさや感動、
そんなのを味わってたな。



幸喜)以前、宮城専務に当時のお話聞いたときに、すごく会社への愛を感じて。大変だった分みんなで抱き合って喜んで、達成感があったとおっしゃってました。


彼らがこれだけ何十年も会社にいてくれるってことは
この会社の成長そのものが
彼らの人生そのものになってくるわけじゃない。
自分の子どもの成長と同じように
会社が成長してくってことは自分の誇りだと思うし。
そういうご縁ってものすごいありがたいね。
だから朝子(編集委員)がおばあちゃんになったときに、
「おばあちゃん、ここに勤めてたんだよ」って
自慢してもらえる会社にしてくことが
お互いの共通の目標になるといいよな。
長く支えていただいてる方に
今この場を借りて心から感謝申し上げたいです。


[聞き手/(株)宣伝 幸喜朝子]
posted by しげ脳編集部 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | しげ脳 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする